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医療 歯列矯正イメージ

歯科治療を受けようとする方へ

歯科治療は、患者様がどこをどうしてほしいのか、どこが痛いのかを歯科医師がしっかりきき、患者様の全身状態を問診と問診表によってできるだけ把握し、しっかり検査し、診断し、説明と同意を得て治療(処置)にとりかかります。

 

治療(処置)は主に、麻酔をしたり、歯を削ったり、軟組織を切開したりすることが多いです。歯科治療は非常に細かいセンシティブな処置です。よって歯科医師も患者様もあわててはいけません。痛みのないときの定期検診、歯のクリーニングで、かかりつけの歯科を受診されることは、とても安全安心なよい方法です。

 

私どもの歯科医院には、1カ月から2カ月、3カ月、4カ月に1回と定期的に受診される方が多いです。治療が必要になった時も短い期間ですみますし、予後も良好です。1番スパンが長い方は1年に1回です。

 

痛くなったとき、がまんができないくらい大きな変化が起きたときだけ歯科医院への飛び込み治療は大変危険です。また、治療の中断はもっと危険です。

 

とはいっても、歯が痛くて歯科医院に行くのが常です。

初診、つまり初めて当歯科医院を受診される患者様には少々、時にはかなりお待たせすることがあることと、難しいことですが落ち着いていただくことにご理解願います。また、歯の痛み、口の中の痛みというのは急に痛くなることが多いですが、必ず何らかの前兆がありますので、なんかおかしいな、ちょっと痛いなと感じたら歯科を早めに受診することをお勧めします。

飛び込みの治療が困難な理由

・歯科医師も患者様も初対面なのでお互いにどういう人物、性格か(非常に痛がりか、怖がりか、痛みに割と平気か、過去の治療経験等)の把握が困難です。また一番重要な患者様の基礎疾患(たとえば糖尿病・高血圧・心臓病とか脳梗塞・脳出血の既往歴)を聞き出すことが困難になることがあります。

・その飛び込み治療に注射などの虫歯処置や切開して膿を出す処置が入ると、一気に患者様のその痛がりの気持ちは倍増し、不安がまさり、歯科医も緊張し、お互いにたいへん不信感がつのります。

・また歯科医院は予約の患者様を入れているのに飛び込みで患者様が突然入ると、その今治療をしている患者様の治療を急がなければならず、また飛び込みで入った患者様の治療も同時に行わなければならなくなります。

・定期的にケアで通院されている患者様は、急に痛みが出ても、歯科医師、患者様双方がお互いの性格や医院の雰囲気に慣れているため、お互いの緊張感が少なく、歯科医師も応急処置としての時間を作りやすく、その患者様のデータ(これまでの歯科での経過、疾患等全身の状態)もありますので、病状も非常に把握しやすくなりますし、治療(処置)も安全安心して行うことができます。

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